ついにメイントラブル到来か
こんにちは、今日も元気にメンテナンスしていこう。
故障が多いと噂の外車を実際に検証しているにもかかわらず、大きなトラブルもなく日々を過ごしていた。
そんな矢先、「ポーン♪」楽しそうに、いつもの警告音が鳴り響いた。
表示は「エンジン異常！出力低下、BMWディーラーへ行け」であった。
これは！！ついに来たか、完全なるエンジントラブル。
エンジントラブルは、私の中での廃車フラグの一つである。
これらのアラーム表示は、何度見ても平常心を乱される表示である。
慎重に走行しないとどうなるのか不安でしょうがない。
さすがに爆発や出火はないにしても、走行不能は非常に困る。
そして、いつもどおり、そしてさりげなくディーラーへいざなわれている。
でもまあ、最大出力でなければ走行可能ともとれるため、まずは深呼吸である。
いつも思うが、頼むから、何のエラー検出したのかを表示してほしいものだ。
製造側は「表示してもどうせわかんねーんだろ」と思っているかもしれないが、個人的には故障個所が気になってしょうがないのだ。
しかしながら、表示のとおり、街中の通常走行程度では、なんの異常も感じない。
そうすると、警告音が鳴る前にすでに異常な状態であったと考えるほうが自然である。
今回はたまたま特定の値が閾値を超えたため検出されたというところだろうか。
そういえば、最近やけに燃費が悪くなった（8km/ℓ以下）ことや加速が鈍くなったことは感じていた。
心当たりとしては、ラムダセンサーか燃料噴射装置、燃料ポンプ、バッテリーあたりだろうか。
要するに空燃比や燃焼状態が異常であるから、燃費悪化や加速の鈍さが現れるのだろう。
しかしながら、この時、アイドリングに大きなばらつきがないことから、シリンダーごとの点火装置やタイミングなどは正常であろうと推測した。
まずは、落ち着いて車を安全な場所に停車、再起動を試みる。
もはや電化製品と化した自動車なので、試しにエンジンとアクセサリ電源の再起動をかけてみる。
もう、ほとんどパソコンと変わらない対応である。
もしかしたら、ちょっとした勘違いか表示間違えかもしれない。
しかし、当たり前だが、無情にもその程度では、重要なエラーが消えることはない。
ちなみにエンジンの再起動にも異常がないことから、低速域については異常がなさそうだ。
そうなってくると、高速域について異常があるか、制限（セーフモード）がかけられていそうである。
診断機でエラーをチェックする
こうなったら、結局は困ったときの診断機様の登場である。
BMWオーナーの必需品であるといってもいいようだ。
運転席足元右側の蓋を開けるとODAコネクタがあるのでそこに診断機を接続。
自動診断ボタンを押下するだけで故障診断を自動で行ってくれる便利なやつである。
するといくつかエラーが出てきたが、その中にひときわ怪しい表示がある。
「エラーコード：28B4 Valvetronic servomotor,sluggish movement」
よくわからないが、バルブトロニックモーター不調である。
このバルブトロニックモーターは、要するにステッピングモータであり、バルブリフト量を制御しているらしい。
つまりは吸気、排気量やタイミングの制御を行っているようだ。
そして、バルブトロニックシステム作動のエンジン回転数は2500r.p.m.以上とのことなので、低速域で異常が出ないのはこのためだろうと推測。
ステッピングモーターや吸排気バルブは、特に弱い部品ではないが、エンジンヘッド付近の高温部に設置されているようなので、比較的トラブルが多い部品ようだ。
いつも通りグーグル先生に確認するとザクザク情報が出てくる。
YLDEE BMW ・ MINI コードスキャナー ver4.5 故障診断機 C110＋ Code Scanner コードリーダー
いったん見なかったことにしよう
先人の知恵にこう書いてある「臭いものにフタ」。
いったん見なかったことにして、診断機でエラーのキャンセルを行った。
すると、アラームの再発はなかったので、偶発的なものであると判断。
一時的にステッピングモーターの作動抵抗が大きくなり、動作不良となったのではないかと推測する。
先人たちの情報を検索すると、およそエンジンオイル交換で問題なしの雰囲気である。
たしかに、エンジンオイルの交換時期でもあるので、オイル劣化が原因の可能性もゼロではない。
しかしながら、各部品の劣化は確実に進んでいるので、エラーが頻発するようなら、本格的な故障と見いていいだろう。
今回のエラーはさすがにドキドキしたが、まだまだ壊れないようである。
本記事が楽しいBMWライフの参考になれば幸いである。
それではまた。
まとめ
- ついにメイントラブル到来
- バルブトロニックモーター不調
- でもやっぱりあるあるのトラブル
- どうするかは、またあとで考える
- とりあえずはエンジンオイル交換
