「なんとなく気にいった」が選定基準
アンティーク時計に興味を持ったら、何はともあれアンティーク時計を手に入れてみよう。
私も含め最初は何もわからないので、まずは見た目で気に入ったものを選べば良いだろう。
というよりも現代において、アンティーク時計を手にいれる意味のほとんどが、「何となく気に入った」であるからだ。
まずは、腕時計でも懐中時計でも良いが、無難に行くなら1960年代セイコーの腕時計がオススメだ。
60年程度前のものであるが、実用精度のものが多いこと、国産かつ量産品であるため現存数が多く補修パーツに困ることが比較的少ないからである。
老舗の時計店にいけば大抵相談に乗ってくれるだろう。
しかしながら、予算が許すならば迷わずロレックスが良いかと思う。
質実剛健な間違いのない時計を作り続け、圧倒的なブランド力を持ち、長期にわたって新品純正部品を供給してくれる。
さすがに生産終了から30年以上たったものは要相談となるかもしれないが、ノンプレミアモデルなら値段相応のサービスの供給が期待できるとても良い時計である。
初めてのアンティーク時計の具体的な選定条件
- 1960年代セイコー腕時計
- 3針のみ カレンダー、日付機能なし
- 予算:〜10,000円程度
- 状態:稼働品 見た目が好みのもの
- 精度:±5分/日 以内
- 材質、色:ステンレス 素材色
セイコーの腕時計を選ぶのは、品質が高く、日本での現存数が多いため。3針を選ぶのは、故障要因を絞り込むため。
予算は失敗しても諦められる金額。稼働品を選ぶのは、欠品パーツを少なくするため。精度については自分が許せる範囲。ステンレスを選ぶのは研磨することで小さな傷が消せるから。
初めてのアンティーク時計のオススメ一例として下記を挙げておく。
- 手巻き時計:セイコークラウン
- 自動巻き時計:セイコーマチック
理由としてはある程度数があり、値段も手頃。何より余計なものが付いていないので信頼性がずば抜けている。
明確な設計コンセプトが伝わってくる良いモデルだ。
グランドセイコーやキングセイコーなども非常に良いモデルが多いが、ムーブメントについては、他とほぼ差がない。
それにもかかわらず、人気が高いため、やや高騰気味である。
アンティーク時計の魅力が実感できたら手に入れてみてもよい。
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広告入手方法を決めよう
おおよその目標が見えたら、次はどこで手に入れるかである。
最近は便利な世の中になって手に入れる方法が幾つかある。大きくは下記。
- 町の老舗時計屋さん
- 王道。綺麗で現物が見れる。メンテも任せられる。
- インターネット
- 便利。探す手間が圧倒的に少ない。現物確認不可。
- お父さんとかおじいちゃんとかからもらう
- いろいろ運任せ
アンティーク時計を手に入れたら、いよいよアンティーク時計ライフの始まり。いろいろな付き合い方を楽しもう。
まとめ
- 直感で選ぶ
- セイコーの腕時計から始める
- 老舗時計屋さんに行く