- 1 DW-5600CにDW-5600E用社外メタルベゼルは流用できるのか?
- 2 DW-5600C純正ベゼル交換が難しい理由
- 3 DW-5600C(旧型)とDW-5600E(新型)の寸法差
- 4 DW-5600E用社外メタルベゼルを購入
- 5 DW-5600Cへ社外メタルベゼルを仮組みしてみる
- 6 DW-5600Cへ社外メタルベゼルを取り付ける方法
- 7 メタルブレス取り付けには追加工が必要
- 8 完成後のベゼル装着状態を確認
- 9 1年間使用した結果|DW-5600Cメタルベゼル流用の耐久性
- 10 DW-5600Cメタルベゼル化のデメリット
- 11 DW-5600Cメタルベゼル化のメリット
- 12 まとめ
- 13 よくある質問(FAQ)
- 14 関連記事リンク
DW-5600CにDW-5600E用社外メタルベゼルは流用できるのか?


- 作業難易度 :★★★(気合と余裕が必要)
- 事故時の危険度:★(やすりが必要、比較的安全)
- 満足度 :★★(DW-5600Cへの向き合い方による)
- 作業時間目安 :240~360分
- 予算 :約10,000円(部材費用)
- 注意点 :ベゼルは貼り付けしかできない
こんにちは、今日も元気にメンテナンスしていこう!
DW-5600C社外メタルベゼルへの交換をやってみた結論としては以下である。
- DW-5600E用社外メタルベゼルはDW-5600Cへ流用可能。
- ネジ固定不可
- 両面テープ固定必須
- ベルト加工必要
- 完全互換ではない
そのため「延命カスタム」と割り切って考えたほうがよい。
実際に1年以上使用した結果、ベゼル自体は問題なかったが、両面テープ固定は定期的な貼り直しが必要だった
それでも現時点では、加水分解したDW-5600C純正ベゼル交換の代替案としては、比較的有力な方法であると思った次第である。
DW-5600C純正ベゼル交換が難しい理由
そもそも、なんでわざわざ、こんなことまでしているのか書いておこう。
DW-5600Cのベゼル交換を検討する人の多くは、純正ウレタンベゼルの加水分解が原因であるだろう。
加水分解したベゼルはひび割れや崩壊を起こし、使用継続が困難になる。
そのまま使っている人もいるかもしれないが、かなり見た目は厳しい。
DW-5600Cの純正ベゼルが手に入れば、それが最高なのだが、現時点で以下の問題がある
- 現在ほぼ入手困難
- あっても高額
- 加水分解問題
そもそも、メーカーが生産を行っていないため、入手が困難。
どこかにある在庫を入手する必要があるだろう、しかし、加水分解を繰り返すような材料である。
当然、誰もが交換したがるため、在庫の流通はかなり少なく、あっても高額。
そのうえ、保管状態にかかわらず、品質を保証するのは難しいだろう。
このように、DW-5600Cの純正ベゼル交換をしたい人にとって、対応困難な状況であるといえる。
それでも、旧型のDW-5600Cスクリューバックモデルのベゼル交換をあきらめきれない人のために、下記検討を続けてきた。
- 現行品DW-5600Eのベゼルを移植する → サイズが合わず難しい
- 現行品DW-5600Eのベゼルを追加工し移植する → サイズが合わず望み薄い
- DW-5600C社外品のベゼルを探す → なさそう
- ベゼルを3Dプリンタで成形する → 仕上げと調整が大変
- ベゼルを切削加工で削り出す →高い
しかしながら、検討の結果、どれも不可能ではないが課題が多く、個人レベルでの実現が難しい。
基本的な対策としてはワンオフで作成するのが合理的であるため、
ある程度硬い材料を切削加工するなどが現実的ではある。
実際にメーカー純正の臨時レストア対応では3Dプリンターを利用して製作したとのこと。
およそ、ベゼルを直接3Dプリンタで作成したのではなく、マスタを作成して、ゴム型成形をしたのだろう。
さすがに個人で切削したり、型を起こすわけにはいかない。
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広告DW-5600C(旧型)とDW-5600E(新型)の寸法差

左が今回チャレンジする旧型 DW-5600C スクリューバックのもの
右が現行の新型 DW-5600E だ
見た目は旧型DW-5600Cと似ているが、見た目以外の共通点を探すほうが難しいくらいに違う時計である。
前回の新旧のG-SHOCK スピードモデル DW-5600について比較した結果にて、寸法関係と構造が全く違う別物であることを確認した。
| 項目 | DW-5600C(旧型) | DW-5600E(新型) |
|---|---|---|
| ケースサイズ | やや小さい | やや大きい |
| 厚み | 厚い | 薄い |
| 現行ベゼル互換性 | なし | あり |
| 現行ベゼルネジ固定 | 不可能 | 可能 |
ちなみに純正ベゼルと社外メタルベゼルの特徴比較は以下
やはりメタルベゼルは加水分解しないという特徴は大きい。
| 項目 | 純正ベゼル | 社外メタルベゼル |
|---|---|---|
| 耐久性 | 低い | 高い |
| 加水分解 | あり | なし |
| 重量 | 軽い | 重い |
| 加工 | 不要 | 必要 |
| 入手性 | 悪い | 良い |
DW-5600E用社外メタルベゼルを購入

そして、これが今回ポチッた社外品の新型DW-5600E用のメタルベゼルとメタルブレスだ。
工具までついていて、実に親切な感じである。

これが、社外品のメタルベゼルである。基本的には新型であるDW-5600E用である。
DW-5600Eであれば、ジャストフィットするので、おすすめできるパーツだ。
ベゼルロゴの周囲に段差がないことから、旧型のDW-5600Cのベゼルデザインを踏襲しているようだ。
マニアな方が見れば微妙にロゴマークが違うのだろうが、墨入れしていないのであまり目立たない。

ちなみにこれが、ブラックメタルモデルと新型のDW-5600Eを組み合わせたものだ。社外品にしては実によくできている。

これが社外メタルベゼルの裏側だ。傷防止のためかフィット感向上のためか、サイドと正面裏に黒いシールを貼り付けする。シールはベゼルとともに添付されてくる。
DW-5600Cへ社外メタルベゼルを仮組みしてみる

これが、旧型のDW-5600Cに社外メタルベゼル(DW-5600E用)を合わせた写真だ。
正面から見るとフィットしているようにも見える。
実際にDW-5600E用純正ゴム樹脂ベゼルよりはフィット感がいい。例の干渉していた正面裏段差の部分がないためであろう。

裏側からのフィット確認。
事前の調査通り、旧型は新型と比較して、一回り小さく厚いので、ベゼルとの隙間とガタツキが目立つ。
ベルト取り付け部の形状はやはりどうにもならない。
何かしらで、隙間を埋めてやる必要があるだろう。

横のフィットをチェックすると、サイドの操作ボタンがベゼルと干渉している。どうやらここが、ベゼルと本体が最初に干渉する部分のようだ。
これもスペーサーなどで位置調整する必要がある。
そして、やはり、ベゼルの留めネジ穴の位置は1mm以上ずれている。これが新旧のサイズの違いである。
まあ、これらは事前の調査によりわかっていたことではある。
DW-5600Cへ社外メタルベゼルを取り付ける方法

純正ベゼルとの違いは、この社外品は金属ベゼルであるため、そう簡単には変形しないことだ。これならば、いくつか手を打つことができる
まず、サイド部分の隙間を埋めるために、薄いスポンジを切って両面テープで貼り付ける。これだけで、べセルは本体と摩擦で簡単には脱落しないし、ガタツキも軽減される。
ちなみにスポンジはベゼルの梱包材に入っているものを利用させてもらった。
さらに正面裏には両面テープを貼り付けすることで、ベゼルの脱落を防止する。
基本的にサイドのスポンジの摩擦力と正面裏の両面テープの粘着力でベゼルを本体に固定する。

さあ、ベゼルを取り付けしたらサイドのボタンを確認しよう。
先ほどは思いっきり干渉していたが、正面裏に貼り付けた両面テープの厚さ、約0.2mmほどベゼルを浮かせたために、微妙に改善されている印象だ。
気になるようなら、両面テープの数を増やして調整しよう。
ちなみに、ベゼルの留めネジ穴の位置は全く合わない。こちらも裏側から両面テープで留めているだけなので勘違いしてはいけない。
あくまでなんちゃってであることを忘れてはならない
メタルブレス取り付けには追加工が必要

ベゼルを本体に取り付けたら、最後に付属していたメタルベルトである。
メタルベゼルに合わせて、ベルトもメタルにしたくなるのが人情だろう。
しかし、実はこいつが曲者で、DW-5600Cには本体から取り付け穴までの位置が全く合わない。
そのため、このめちゃくちゃ硬いステンレス316を1mmほど削り込む必要がある。
ダイヤモンドやすりを用いて、手動で削り込み、2か所で4時間程度かかっている。
サンダーなどがあれば、効率よく作業であるであろうが、傷だらけにしないよう慎重に行おう。
これの加工が今回の最も高いハードルとなるだろう。
完成後のベゼル装着状態を確認

必死でベルトを削り込んで、フィットさせるとこんな感じ。ベルトはウレタンゴム製のものを削り込んだほうが圧倒的に楽であるので、そちらでもよい。

そして、こんな感じで完成した。
めったなことでベゼルが脱落するとは思えないが、両面テープの粘着力とスポンジの摩擦力だけで固定されたベゼルである。
まあ、通常の時計として使う分には、申し分ない。
ここまでの投資をするなら、最新型のメタルショックGMW-B5000DやGM-5600などを購入してもよいだろう。
確かに、合理性だけなら現行DW-5600Eを選ぶべきである。
しかし、スクリューバックのDW-5600Cには合理性だけでは語れない魅力があるのも事実。
だからこそ、こんな記事にたどり着いたのだと思う。
1年間使用した結果|DW-5600Cメタルベゼル流用の耐久性
わかってはいたことだが、やはり、両面テープ固定は弱い。
すぐに取れることはないが、いつかははがれるのが両面テープだ。
置いておく分には問題ないが、ガンガンの実用となると、定期的に新しく貼りなおす必要がある。
思った以上に腕時計の環境は過酷だ。
G-SHOCKならばなおさらだろう。
確実にやるなら、2液性接着剤を使用して、ガチガチに固めてしまったほうが確実だ。
ただし、そうすると今度は逆にベゼルの取り外しができなくなってしまうが、メタルなら特に問題はないだろう。
もう少し工夫が必要である。
DW-5600Cメタルベゼル化のデメリット
これは、なんといっても重いということだろう。
これは個人的見解だが、腕時計はとにかく軽いほうがいい。
腕の先端に取り付けるため、少しの重量増が大きな影響を及ぼす。
腕時計は100gを超えるとその重さが目立つようになるだろう。
特にステンレスはその密度から、重量増の影響が無視できない。
まるで違った時計になったように感じるだろう。
まあ、そのほうがつけている感があっていいという人にはメリットになるかもしれない。
存在感も大きくなる、マットで黒いゴムに比べてピカピカ光るので、これも人によっては気になるだろう。
しかし、純正にもメタルベゼルモデルはあるので、メリットとも言えそうである。
DW-5600Cメタルベゼル化のメリット
メタルベゼル化最大のメリットは加水分解しないということだ
当たり前だが、ゴムに比べて金属の耐久性は比較にならないほどよい。
構造物として金属は安定した材料であり、ステンレスは特に私好みの材料である。
違った視点で見ると金属はゴムよりも硬く、接着性が良いため、DIYに適した材料であるといえる。
今回試した、内容のほかにも細かい工夫ができる余地がある。
例えば、スポンジではなくプラスチック板と両面テープ。
両面テープではななく接着剤に変更するなど、ゴムでは難しい加工や対応が可能となる。
まとめ
DW-5600E用の社外メタルベゼルは、DW-5600Cへ完全互換で取り付けできるパーツではない。
実際には、
- ベゼル固定用ネジは使用できない
- 両面テープやスペーサーによる固定が必要
- メタルブレスには加工が必要
といった制約がある。
しかし、現状のDW-5600Cを取り巻く状況を考えると、純正ベゼルは入手困難であり、仮に入手できたとしても加水分解の問題から長期的な解決策とは言い難い。
その点、社外メタルベゼルは加工こそ必要なものの、加水分解の心配がなく、長期間使用できる可能性が高い。実際に1年以上使用した限りでは、ベゼル本体に大きな問題は発生しなかった。
もちろん合理性だけで考えるなら、現行のDW-5600EやGM-5600、GMW-B5000シリーズへ買い替えるほうが簡単で確実である。
それでも、スクリューバックケースを採用したDW-5600Cには、現行モデルにはない独特の魅力がある。
今回の方法は決して万人向けではないが、愛用してきたDW-5600Cをこれからも使い続けたい人にとっては、十分検討する価値のある延命カスタムであると感じた。
よくある質問(FAQ)
DW-5600CにDW-5600E用純正ベゼルは付く?
→ 加工前提、無理やり貼り付けで何とか可能、おすすめはしない
DW-5600C純正ベゼル交換用パーツは入手できる?
→ 入手困難、当時モノは品質的にもお勧めできない
DW-5600CにDW-5600E用メタルベゼルはネジ固定できる?
→ ネジ位置が異なるため、ベゼルのネジ固定不可、貼り付け固定
メタルブレス加工は必要?
→ バネ棒位置を合わせるために約1mm削る必要あり
加工なしでメタルベゼルは流用できる?
→ 難しい、何かしらの工夫が必要。
DW-5600Cのベゼル交換費用はいくら?
→ 社外ベゼルなら約1万円前後
DW-5600C純正ベゼルの再生産予定はある?
→ 現時点では期待しにくい、メーカーにも金型がない様子
DW-5600Cを今から買う価値はある?
→ スクリューバックの魅力はあるが維持コストに注意、現行品を買ったほうが良い。
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