短命のTL1000Rだがエンジンの歴史は続く

TL1000Rは不人気でもエンジンは大活躍

こんにちは、今日も元気にメンテナンスしていこう!

今回はTL1000Rの歴史について書いていきたいと思う。

しかしながら、知っての通りその歴史はものすごく短いので、エンジンベースで追っていきたいと思う。

私の知る限りの情報であるので、必要に応じて加筆、修正していきたい。

  • 1997年 TL1000Sリリース(VT51A)、SUZUKI初のリッターVツインエンジン
  • 1998年 TL1000Rリリース(VT52A)、レースベース車として華々しくデビュー?
  • 2000年 TL1000Rカタログ落ち

なんと悲しい歴史であろうか、わずか3年でそのセールスを終えるという不人気さ。

しかし安心してほしい。その後このエンジンは末永く使われることとなる。

もう一度エンジンベースで見てみよう。

スズキ1000ccVツインエンジンの歴史

  • 1997年 TL1000Sリリース(VT51A)、SUZUKI初のリッターVツインエンジン
  • 1998年 TL1000Rリリース(VT52A)、レースベース車として華々しくデビュー?
  • 1998年 ビモータSB8リリース(VT52A)、エンジンOEM
  • 2000年 TL1000Rカタログ落ち
  • 2001年 ガジバVラプトールリリース(VT51A)、エンジンOEM
  • 2002年 Vストローム1000リリース(VT53A)
  • 2003年 SV1000Sリリース(VT54A)、TL1000Sの後継機
  • 2014年 Vストローム1000モデルチェンジ(VU51A)、まさかのモデルチェンジ
  • 2020年 Vストローム1000モデルチェンジ(EF11M)、まだ使うのかこのエンジン

どうだろうか、なんか、傑作エンジンのように見えてきたではないか。

だが実際は、投入した初期投資を回収するために血のにじむような改善を積み上げたのだろう。

Vストロームは乗ったことはないが、すでに別物との書き込みもあった。

エンジンは基本設計を変えずに熟成を重ねることでその完成度を上げることができる。

ただしそれは基本設計がしっかりしたエンジンに限られる。

過去に熟成を重ねたエンジンは傑作のものが多い。

車などでも直6エンジンや水平対向エンジンは有名どころである。

しかし、多くのエンジンが排ガス規制などに対応できないため、基本設計からの再設計を余儀なくされている。

そんななかで20年以上も改良を続けられるエンジンもそうはない。

今後も末永く国産リッターVツインエンジンが続くことを願っている。

それではまた。

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まとめ

  • わずか3年の悲しい歴史
  • エンジンは国内外で大活躍
  • 結果として熟成を重ねた長寿命エンジン