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古くて壊れた時計が出てきたら

なんか古い時計が出てきた

こんにちは、今日も元気にメンテナンスしていこう!

今回は基本的なことについて書いていくので、マニアなあなたは読み飛ばしていただいて構わない。

「家の整理をしていてたら、古くて動かない時計が出てきた」なんてことはよくあることだ。

「よくわからないし、動かないからいらない」といって捨てる前にちょっとだけ見てみよう。

今でこそ時計は二束三文、それこそタダみたいな値段で手に入るし、持っていなくてもそこら中にあふれている。しかし、1970年代ごろまで時計は高級品。まさに宝石などと同じ貴金属扱いである。

18金無垢で作られた時計だってあるし、1960年代までの時計であれば、スタンダードな国産時計であっても給料の0.5~1か月分の価格はザラであった。

単純に当時は、時計安くを作る方法や技術がなかったのがその大きな理由ではある。

しかしながら、意外なことに技術が未熟だったからこそ、高級品であったからこそ、現代では製造、販売が難しいものが多く存在する。それこそがアンティーク時計の魅力であるともいえる。

そして、片付けなどの偶然発見された時計の99.8%は本当のゴミであろう。だがまあ捨てる前に以下のチェックポイントを確認してからでも遅くはない。

  • 機械式(ゼンマイ式)時計である
  • 生産国がスイス、ドイツ、フランス、アメリカ、日本などである。
  • ブランド名が記載されている
  • 18Kとか14Kとか書いてある
  • 「17jewels」以上の記載がある

あくまで乱暴な私見であるが、上記チェックに「YES」が多いほど高級品の可能性が高い。

とりあえず捨てるのは待ったほうがいいだろう。

電池式か機械式か

電池式か機械式かの判断は、好きな人なら容易に判断できるが、時計に興味のない人にとっては判断は難しい。

特に不動品の場合さらに判断が難しくなる。

電池式であれば「Quartz」だとか「Battery」だとか書いてあることが多い

機械式であれば「**juwels」とか「AUTOMATIC」だとか書いてあることが多い。

まあ、ざっくりこんなところである。

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生産国はどこだろう

これは駆動方式よりはだいぶ簡単になる。なぜなら大抵は時計のどこかに書かれているからだ。

モノによっては国名でなく地域名が記載されているものもあるのが大体わかることが多い。

例外として中国製のものは書かれていない場合もある。まあほぼ風評被害であるが、時計好きの多くは細かいことが気になる神経質な人が多いのであえて書いていない場合がある。

よくあるパターンは「Japan movement cased in China」見ての通りだが、時計の本体は日本製で組立は中国であることを示している。そこまでしなくてもとは思うが、気にする人は気にするのであえて書いてないことがある。

ブランド名を見てみよう

ブランド名を書いていない時計はかなり少数派であるので、必ずどこかに書いてある。

しかしながらモデル名なのか、機能を示しているのかよくわからない。そもそも時計ブランドはそれこそ星の数ほどあるので参考程度にしよう。

日本のブランドでいえば、SEIKOやCITIZENやCASIOといったところだ。

材料は何だろう

特になければ大抵の時計のケースはステンレスか金メッキかプラスチックである。しかしながらまれに時計の裏蓋に「14K」だの「18K」だの書いてあるものもある。

この表示は金合金素材であることを示しており、廉価品には使用できないものである。無垢材であれば確実に高級品決定であるため、捨ててはいけない。まあ、見間違える人は少ないかと思うが念のため。

ただし大変希少品であるため、めったに出回ることはない。大抵は「Filled」「Plated」だの書いてある。これは、金メッキではなく金貼りであることを示している。

金メッキと金貼りの大きな違いはその厚みである。金メッキは厚くても1μm程度であるが、金貼りは20μm以上であるので、約20倍の厚みである。これも昨今の時計では希少な仕様である。

古い時計は希少品

古い時計は、現在の技術において、ビジネス的に作れない仕様のものが多いので、大変希少である。せっかくなので捨てる前に今一度確認してみてもよいかと思う。

それではまた。

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