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クロノグラフ腕時計の魅力

クロノグラフとはなにか

こんにちは、今日も元気にメンテンナンスしていこう。

今回は、クロノグラフについて書いていく。

クロノグラフとは腕時計ジャンルの一つであり、大人気のカテゴリーだ。

クロノグラフは何かといわれて、簡単に言ってしまえば、ストップウォッチ機能付きの時計のことである。

ここで、腕時計にストップウォッチ機能が必要かという見方もあるが、当然のごとく答えは不要である。

現代において、機能的にはストップウォッチどころか、腕時計の存在すら不要なのだから議論の余地などないといえる。

極論すれば全機能がスマホに搭載されているのだから、そもそもである。

たとえ、スマホがなかったとしても、腕時計に搭載されたストップウォッチ機能が必要になる場面は稀である。

そんな、合理性のかけらもない腕時計がなぜ人気のカテゴリーになりえたのかを考えてみよう。

クロノグラフはそのデザインと動作が魅力

クロノグラフが人気の理由はとても簡単で、デザインがかっこいいからの1点に尽きる。

大抵の場合は、通常の時計用とは別にクロノグラフ用に小ダイヤルが2つは必要になってくる。

その配置はいくつか種類があるが、クロノグラフ用の秒針と分針である。

ほとんどの場合、一番細く長い針がクロノグラフ秒針に使用され、通常時は12時の位置を指している。

その代わりに、スモールセコンドとして、通常の時計の秒針が小ダイヤルとして配置される。

残りの小ダイヤルはクロノグラフの分針となる場合が多いだろう。

ベゼル周りにも数字の刻まれたクロノグラフが多いと思う。

これはタキメーターの場合が多く、1km移動距離から速度を算出するものである。

1kmの距離を1分間で進んだとすると60km/hとなるので、12時の位置には60の文字が刻まれているのだ。

60~300km/hくらいを計測できるようになっているので、車かヘリコプター、グライダー程度の速度を想定しているだろう。

まあ、どちらかというと1km進んだことを測定するのも難しいと思うが、そこはご愛敬である。

これにより、クロノグラフ用の小ダイヤルとプッシュボタン、ベゼルがデザインがアクセントとなり、いかにもメカメカしい様子を再現できるようになる。

ちなみに61系スピードタイマーの場合は、なんと通常の時計の秒針を排したデザインとなっているため、通常動作時は故障しているんじゃないかと勘違いする可能性すらあるだろう。

通常の生活で秒が致命的となる場面は少ないが、時計の秒針があることで、時計が稼働していることを確認できる。

個人的にはむしろ秒針の役割は時計の稼働確認くらいだと思っている。

特に機械式時計において、秒の調整などほぼ無意味であると感じているからだ。

そして、クロノグラフの忘れてはいけない魅力の一つに帰針動作がある。

簡単に言うとストップウォッチのリセット動作である。

多くの場合右下のプッシュボタンがリセット機能を担っている。

ストップウォッチを停止状態でリセットを押すと、クロノグラフ針は初期位置に戻る。

機械式であればバシッと瞬時に戻ったり、クオーツ式であれば、スイープして戻ったりする。

「整列!!」みたいな感じで気持ちがいいのだ。

そう、このようにクロノグラフ機能とは、おもちゃの役割が大きいことに気づいただろうか。

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短所は故障率と修理費用がやや高め

当然であるが、時計を含む機械ものは、機能を増やせば故障率が上がり、構造も複雑になっていく。

その結果、故障率の増加と修理費用の増加は想定しておかなければならない。

特に機械式のクロノグラフはそれだけで、値段が跳ね上がるだろう。

通常の腕時計以上に、機械式のクロノグラフを選ぶ合理的メリットはないので、これ以上ない自己満足の世界である。

しかし、これらの短所についてはしょうがないので、かっこよさの代償と思って割り切るしかない。

その短所を補って余りあるデザイン性を持っているのがクロノグラフである。

そんなクロノグラフは、時計好きであれば1本は持っておきたいところである。

クロノグラフはどんなモデルがおすすめなのか

腕時計についての選定の基準は、常にかっこいいと思ったものを選択するのが、最も後悔のない方法と考えている。

そんな中で、私が個人的にお勧めするのは以下の条件である。

  • こだわりがなければクォーツ式
  • やっぱりアナログがかっこいい
  • モノトーンは飽きにくくかっこいい
  • 腕の太さに合わせてケースは大きすぎないほうがよい
  • 帰針の仕方や小ダイアルの配置が好みかどうかを確認する

まあ、こんなところである。

どうしても、機械式にこだわりがある場合を除いて、腕時計はクォーツ式のほうが良いと思っている。

また、クロノグラフといえばデジタル表示が流行ったこともあるが、せっかくなのでアナログにしてみよう。

そちらのほうが、グッと大人な雰囲気となるはずだ。

色も特になければ基本はモノトーンでいいだろう。

パンダカラーと呼ばれる白黒のものは、時代を問わず人気が高い。

ただでさえ、おもちゃのように無駄で大人気ない機能なので、他で大人感を演出していこう。

加えて、レザーベルトで上品さをプラスしてもいいだろう。

そして、意外と見落としがちなのが、サイズ感である。

クロノグラフは、小ダイヤルやらタキメーターやらプッシュボタンやら追加する必要があるため、ケースは大型、複雑になりやすい。

ここは基本通り、腕の太さにあった径の時計を選ぶようにしよう。

腕時計に限らず、ファッションにおいてサイズ感は最優先項目の一つであるといえる。

神は細部に宿るというが、その大前提として、基本が抑えられていることが求められる。

あとは、クロノグラフの醍醐味であるクロノグラフ秒針の動きを確認しよう。

スタート、ストップ、リセットあたりである。

ものによってはラップタイム機能もあったりするが、これも使わないだろう。

このあたりの条件を明確にするとグッと選びやすくなるのではないかと思う。

自分の納得いくモデルを選べることを願っている。

別記事で買いやすいクロノグラフについて書いているので、興味のある方は参考にしていただけると幸いである。

今回はここまでとする。

本記事が良いクロノグラフ選定の一助になれば幸いである。

それではまた。

まとめ

  • クロノグラフとはストップウォッチ機能付き腕時計
  • 機能としてストップウォッチ自体は不要
  • 多芯、多機能によるデザインと動作こそクロノグラフの魅力
  • 自分好みのデザイン、カラーリングを見つけてみよう
  • 多機能のものは故障リスクも大きい
  • でもやっぱりクロノグラフが好き

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