ワイパー交換で雨の日もクリアな視界 BMW 320i LCI E90

ワイパーは2~3年ごとを目安に交換

作業難易度  :★ (工具不要)
事故時の危険度:★ (特になし)
体感度    :★★★ (雨の日の視界がクリア)
作業時間目安 :約10分
予算     :約5,000円(交換部品代)
メンテ周期  :2~3年(ゴムが硬くなったら交換)
注意点    :使用頻度は少なくても直射日光にさらされるゴム部品

今日も元気にメンテナンスしていこう。

今回はワイパーの交換だ。

地味な部品だが、雨の日は常に稼働している必需品。

晴れた日はじっとウィンドウの下で佇んでいる。

夏の直射日光にさらされて、冬の凍るような寒さに耐えている。

それなのに久々に使ったらブブブっという音を立ててドライバーから不満を買う。

それでも打ち付ける雨を払いのけながらドライバーの視界を確保すべく、身を挺して仕事している。

そんなけなげな部品がウィンドウワイパーである。

そして、この部品は当たり前だがゴムでできている。

ゴムは日々劣化していき、最後はカチカチのボロボロになって朽ちていく。

当然ウィンドウワイパーも例外ではない。

2年もすれば明確に劣化しているだろう。

ただその進行がゆっくりであるため、その変化に気づきにくいだけなのだ。

カチカチになったウィンドウワイパーは、ここぞとばかりにフロントガラスを傷だらけにするだろう。

自動車部品の中では比較的安価な部品であると同時に交換の手間も極小なので、気が向いたらやってみよう。

驚くほど簡単なワイパー交換

ワイパー交換なんて、やったことないという人でも安心してほしい。

なぜなら、交換は驚くほど簡単で、慣れた人なら5分、慣れてない人でも30分かけるほうが難しいくらいだ。

ざっくり手順を書けば以下である。

  • ワイパーを上げる
  • ワイパーカバーを外す
  • ワイパーを回転させて抜く
  • 新しいワイパーを逆の手順で嵌める
  • ワイパーカバーを嵌める
  • 左右繰り返す

以上である。

そうはいっても難しいんでしょという人のために、いつも通り写真を撮ってあるので確認してみてほしい。

上に示した写真がワイパーカバーである。

ワイパーの中央あたりにあるプラスチック部品である。

何気ない部品だが、外観はもちろん、明らかに風切り音対策か空気抵抗低減のためについている。

フロントウィンドウ周りの風速、風圧は、設計上とても無視できるものではないからだ。

ちなみにワイパーブレードは運転席側が長いものとなっている。

今回は、信頼のBOSCH製をチョイスしてみた。

まずは、ワイパーブレードを上げて、ワイパーカバーの裏側を覗いてみよう。

金属でできたワイパーフレームの先端にワイパーカバー固定用フックがある。

これを開きながら正面側に外すとワイパーカバーが外れる。

正直、えっ?これだけ?走行中によく外れなかったなと思うくらい簡単に外れる。

ワイパーカバーを外した裏側。

写真左がワイパーフレームに差し込まれている爪。

そして写真右上にあるのが、ワイパーフレームに固定するための爪部分だ。

ワイパーカバーが外れた状態のワイパー固定部分。

フロントウィンドウに押し付けられた状態ではワイパーブレードは外れない構造となっている。

ぐるっと90度回転させて軸から引き抜くとするっと抜ける。

単純で確実な成熟された構造である。

ちなみにワイパーブレードがない状態で、うっかり規定位置に戻すとブレードがフロントウィンドウを割る可能性があるので注意しよう。

タオルなどで保護するなどの対策も可能だ。

こちらの写真がワイパーブレードを取り外したワイパーフレームの軸だ。

なるほど、へぇーといった作りである。

こちらが取り外したワイパーブレード

まだ使用できそうな感じではあるが、ゴムはかなり固い印象だ。

新旧の比較だ。

明らかに新品はしなやかで柔かいことがわかる。

取り付け部分の形状が異なるが、どちらもBOSCH製の同一グレードである。

数年前のものは取り付け部がいけてない形なので、ワイパーカバーがとりつかなかった。

そのため、力技で形状を加工してワイパーカバーを取り付けていたのだ。

しかし、2022年購入のBOSCH製ワイパーブレードは改善されており、無加工で取り付けが可能だ。

数年前にモヤモヤしていた人も最近は大丈夫なので参考にしていただければ幸いだ。

サクッと逆の手順で取り付け完了。

何の苦も無く、ワイパーが新品になった。

新品のワイパーブレードがフロントウィンドウになじむまで少しかかりそうだが、特に気にならないだろう。

2022年モデルのBOSCHワイパーブレードの変更点はこんなところにもあった。

先端にロゴマークが刻まれていた。

個人的にBOSCHのロゴは好きなのでうれしいポイントである。

肝心の効果のほどはというと、無難に仕事をしてくれる渋い奴である。

最初は予想通りなじんでいないので、拭き残しがあるが、徐々になじんでいくだろう。

これで、雨の日も安心してドライブができるようになる。

なんかちょっとワイパーが引っかかるなと思ったら、新品交換も検討してみよう。

2~3年ほどたっているならその効果を実感できる可能性が高い。

今回はここまでとする。

また、メンテナンス情報があれば書いていきたいと思う。

本記事が楽しいBMWライフの参考になれば幸いである。

それではまた

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まとめ

  • ワイパーは地味だが重要な安全確保部品
  • ゴム部品なので2~3年で交換時期
  • 交換作業は実に簡単

BOSCH(ボッシュ) 輸入車用 フラットワイパーブレード エアロツイン車種専用 600/475mm A073S
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