靴紐を結びなおしてますか in JAPAN

紐靴を結ぶ仕草がかっこいい

こんにちは、今回は紐靴について書いていこう。

突然であるが皆さんの靴には靴紐はついているだろうか。

まあ、多くの靴には靴紐がついているとは思っている。

では、脱ぎ履きする時、靴紐はほどき、結びなおしているだろうか。

私の見る限り、脱ぐときに靴紐をほどいて、履くときに靴紐を結んでいる日本人はほぼいない。

当然、運動会の前の徒競走の前やスケートシューズ、登山靴などについてはその限りではないだろう。

しかし、日常の脱ぎ履きで靴紐をいじっている人をほとんど見たことがないのである。

では、どうしているかというと、手を使わずに足を器用に使って脱ぎ、さらに手を使わずにつま先をトントンして履いている。

ひどい人になると踵を踏んで履いている。

もう、はっきり言ってつっこみどころ満載で意味が分からない。

なぜ、靴紐をほどかずに脱げるのか、その答えは、言うまでもなくちゃんと履いてないからだ。

なぜ、つま先をトントンできるのか、その答えは、靴を大事にしてないからだ。

なぜ、かかとを踏んで履いているのか、その答えは、まだわからない。

すくなくとも靴の踵を踏んで歩く人とはお友達になれそうにない。

日本はそもそも履き替え文化

だが、そんな日本人の多くが横着であるかというと、そんなことはないだろう。

いうまでもなく、日本では生活の中での靴の脱ぎ履きが多すぎるからだ。

例えば学校ではどうだったか思い出してみる。

当然、家を出る時には靴を履く、学校についたら靴を脱ぎ、上履きに履き替える。そうかと思ったら、昼休み校庭に出るので再び靴に履き替える。校庭から教室に戻る時には再び上履きに履き替え、午後の体育の授業では体育館履きに履き替える。最後に家に帰る時に再び靴に履き替えて、家に帰ったら靴を脱ぐだろう。

多い。多すぎるぞ靴の履きかえ。履き替えが不要とは言わないが、どれかは確実になくせるのではないだろうか、少なくとも上履きはいらないんじゃないだろうか。

または、学校内はすべて体育館履きでもいいんじゃないだろうか。

そして、その恐怖の文化は大人になっても変わらない。

先日ある会社に訪問した際には、応接室に行くまでに2回履き替えた。なぜかは一切不明だが、履き替えるたびに行列ができることになり、とても苦痛であったことを覚えている。

しかも、応接室から別の場所へ移動して説明を受けて、再度、応接室に戻るというハードスケジュール。もう履き替えなしでよくないか。

こうなるともう履き替えることが目的なのではないかと疑うくらいだ。

これでもし、履き替え場所に靴ベラがない場合は、もう今後の取引を考えるレベルであることは言うまでもない。

正直、そんな脱ぎ履きの多い日本で、いちいち靴紐を結んでいたら拷問であるので、自然とちゃんと靴を履かなくなるのも合理的な判断ではある。

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靴紐のない靴を選んでみる

そう、そんな履き替え大好きの日本人にぴったりなのが、靴紐のない靴、つまりはローファーである。

もう日本人の国民靴になってもおかしくないほどの需要があるはずだ。

日本の履き替え文化を加味すれば、日本の靴はローファー1択である。

そうでもなければ、靴紐か頭の血管が靴底よりも先に千切れることになるだろう。

しかしながら、日本でのローファーの普及率はそれほどでもないことも驚きである。

ちょっと、これも理解に苦しむ内容である。

そんなローファーの語源は「怠け者」。

どうやら欧米的には「靴紐がない=靴紐を結ばない奴=怠け者」という認定のようである。

ぜひとも日本文化に大いに触れさせて反省していただきたいところである。

そんなローファーの中にもタッセルローファーというものがある。甲上に纏のようなものが2つついた靴である。

なんとこれ、ローファーなのに、なぜか準紐靴扱いの粋なやつなのである。あとはモンクストラップも同様に準紐靴扱いという立ち位置になる。

そのため、日本人にお勧めなベスト革靴はタッセルローファーかダブルモンクストラップとなる。

これらを履けば、靴紐を緩めることなく怠け者でないエレガントな雰囲気をまといながら、日本の激しい脱ぎ履き文化にも対応できることだろう。

そんな日本でのローファーの便利さを引き続き伝えていきたいと思う。

今回はここまでとする。本内容が、素敵なシューズライフの一助になれば幸いである。

それではまた。

まとめ

  • 靴紐は毎回結びなおす
  • 脱ぐときは踵をもって脱ぎ、履くときは靴ベラを使う
  • 靴紐のある靴は履き替えを好む日本文化に適さない
  • タッセルローファーとダブルモンクストラップが日本における最適解

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